キャリートレード

キャリートレードってFXでなにするの?

FX取引でいうキャリートレードとはどういった取引方法でしょうか?キャリートレードとは、金利の低い国の通貨を借りてきて、その通貨で他の金融資産を購入します。
そして、その金融資産を一定期間保有しておきます。
その間にその金融資産の価格が上がることもあれば、下がることもありますが、基本的に上がっているときに売却すると利益を得ることができる仕組みです。

少しややこしい取引方法ですが、少し長期的な運用を考えた投資方法になります。
キャリートレードを行う背景には、対象となる通貨の金利が低い状態でずっと継続していくと予想されることが多いと考えてください。
キャリートレードでよく使われる通貨は、円とドルが多いとされています。

円は日本、ドルはアメリカですが、この2つの国は経済的にも安定しており、金利もそれほど急激に変動することはないからです。
さらに日本は低金利状態が続いていますので、円を使ったキャリートレードが多くなることがあります。
ドルも円よりは金利が高めに出ていますが、同じように安定した国の通貨として扱われることになります。

キャリートレードは、FXにはどれだけ関係があるのでしょうか?キャリートレードでは、スワップポイントによる利ざやを得る場合があります。
つまり、低金利の通貨を借りて、高金利の通貨を購入するという取引です。
こうして購入した通貨が、経済不安などの要因で売られてしまうと、一気に為替相場が動きます。

値段が下がる前に同じように高金利の通貨を売って、借りた通貨へと乗り換える必要があるからです。
ただ、一気に相場が動いているので、どのダイミングで売るかは少し注意してください。
キャリートレードでは、一気に相場が動いたときにも相場が反転することもありますから、慌てて手持ちの通貨を売ってしまうと、借りていた通貨を返せないといった事態にもなります。
FX取引にはキャリートレードといった手法もありますので覚えておきましょう。

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