FXの用語、証拠金と余剰金
FXで口座に預けたお金を証拠金と呼んでいます。
また、証拠金と絡んで余剰金という言葉も使われることがあります。
FXでは証拠金と余剰金は大切な言葉ですので、少し勉強しておいたほうがいいでしょう。
FXは日本語に訳しますと外国為替証拠金取引といった名称になります。
よく見ると証拠金という名前が入っています。
証拠金を預けることでFX取引ができるようになっています。
証拠金というのは、この取引をするために業者に預ける保証金のような意味合いがあります。
FX取引をする際には、無料で行うことができません。
必ずお金を預けないといけません。
そのお金を証拠金と呼び、FX業者のほうもその証拠金を担保に投資家に取引を行ってもらうという仕組みになっています。
また、証拠金はレバレッジの際にも重要です。
証拠金のうち取引の際にある通貨を購入したときには、必要証拠金としてFX業者が拘束するお金になっています。
そして、必要証拠金以外は使用可能証拠金や余剰金といって、新しい取引に利用できる証拠金になっています。
FX取引では、余剰金はいつでも引き出すことができます。
つまり、拘束されていないお金になります。
FXでは余剰金がゼロになったときには、自動的に決済されます。
こうした仕組みを強制ロスカットといいます。
ロスカットは、FX取引で損失が出てしまい、含み損が拡大するのを防いでくれます。
つまり、セーフティネットとして考えるようにしてください。
証拠金は少しずつ増えていくのがいいのですが、強制ロスカットにならないように、余剰金が多くなってきた場合は、損失の拡大を減らすため、口座から引き出しておくとよいでしょう。
証拠金に対する余剰金の割合を決めておくというのも一つの方法かもしれません。
また、強制ロスカットはいったん取引が終了することになりますから、できることならその前の段階で売買を行うようにするのも損失を減らす工夫といえます。